[ファイナンシャルニュースより]
ミュージカル関係者たちは今年夏休暇なしに送った方らが多い。製作者らだけではない.評論家らまでウスゲッ声で平凡な会社員がうらやましいという話をするほど忙しい。仕事がそろそろ駆せ参じ始めたのだ。しばらく下り坂だったミュージカル市場が底を打って上がるということだろうか。公演界はせっかく初演作、新作らで持ち上がっている。
■新作ら大挙舞台で
今年最大話題作に選ばれてきた‘ビリ エリオット’は本意と違って国内ミュージカル市場の焚きつけになるかも知れない。‘韓国版’ビリらの期待以上の好演で序盤勢いが尋常でない。今雰囲気ならば凍りついた市場に温もりをいれる孝行息子作品になる可能性も少なくない。
偶然にも‘ビリ エリオット’開幕を筆頭に国内ミュージカル界は新しい新作らがぞろぞろ出場意向を示している様相だ。国内ミュージカル界ドリームチームが一つになって製作に乗り出した‘西便制(ソピョンジェ)’ が‘ビリ エリオット’翌日幕を上げたし、猟奇ロックブロードウェーミュージカル‘パッと式ヒーロー’は‘西便制(ソピョンジェ)’のような日公演を始めた。‘西便制(ソピョンジェ)’は映画とは差別化された音楽と舞台で新鮮さを呼び起こしていて‘パッと式ヒーロー’は止められないコミック設定で観客を攻落中だ。
今月末には創作ミュージカル‘生命の航海’と‘ロッキーホラーショー’オリジナルチームの初めての来韓公演が対決を広げる。イ・ジュンギ、チュ・ジフンなど芸能人出身兵士たちが大挙出演する‘生命の航海’は1950年12月興南(フンナム)撤収作戦当時実話をモチーフにした作品.‘ロッキーホラーショー’ という激烈なロックンロール音楽、破格的な衣装など豊富な見どころで最近10年間着実に公演されてきたがオリジナルチーム舞台は初めてだ。
9月はミュージカル大田(テジョン)が予告される月だ。 創作15周年を記念する‘明成(ミョンソン)皇后’がスタートを切った後ソウル市国家ブランド初めてのミュージカル‘被味ゴール恋歌’と 東方神起出身ユノ・ユンホが皇太子に出てくる‘宮’等土地産ミュージカルが序盤機先を制圧に出る。 出演陣をアン・ジェウク、シン・ソンウ来たユなどスターらでぎゅっと満たした‘ラック オブ エイジ’、 花火のように生きていては劇作家ジョナサンラスンの自伝的話‘チック、チック…ブーム’、スペイン最高の舞踊家ロハスとロドリゲスのフラメンコ ダンスミュージカル‘にこっとプルラメンカ’、ペギソヨ チェ・ソンヒ(海)のタップダンスが期待される‘ブロードウェー42番街’、地方自治体製作ミュージカルにもかかわらず作品性を認められた‘南漢山城(ナムハンサンソン)’等も来月ミュージカル大田(テジョン)に合流する。
10 月以後にも代作(大作)、初演作がぞろぞろ待機(大気)中だ。猟奇どん詰まりスタイルで目を引く‘スペモラッ’、演劇界スターコンビ書斎型-ひとかかえの初めてのミュージカル‘皇太子失踪事件’等初演作をはじめとして‘アイダ’ ‘ジキルとハイド’等大型ライセンス作品が下半期ミュージカル市場を熱すると予想される。
■ミュージカル市場の床打ったか
例年と違い初演作、伝統創作物が強勢な中でロック?ダンス?コメディなどジャンルを問わず多様な試みがなされているという点で新鮮だ。
専門家たちの間では2~3年成長下り坂を歩いて萎縮した市場がもう底を打ったこと違うのかという反応らが用心深く出てきている。市場にいっぱい挟まったバブルがそろそろ晴れていると見る視角だ。今年前半期ミュージカル興行成績を見れば超大型作の場合、孤軍奮闘したが中大型作品の場合、比較的ファインプレーしたという評価もある。
実際世界4代ミュージカルに選ばれる‘ミスサイゴン’が評壇の好評にもかかわらず苦戦をまぬがれなかったしエルリモリコネが作業に参加した世界初演作‘ミッション’は開幕一週間を控えて突然公演取り消しを決めることもした。代わりに東方神起出身視野遵守の出演で全石売り切れを記録した‘モーツァルト’や強烈なストーリーと音楽?俳優らの好演で話題であった‘モンテクリスト’はミュージカル愛好家らが相変らず健在なことを見せた。
ただし一部ではミュージカル界泡が消えてはいるけれど作品性よりスターを前面に出した興行中心の作品で市場が再編されているという評価もある。
ミュージカル評論家チョ・ヨンシン氏は“無理な企画で拙速製作された慣行が徐々に整理されているようだ”として“創作ミュージカルに対する政府の各種支援制度が市場を透明にした傾向もある”と分析した。彼は“ライセンスレパートリーが限界に至ったし政府の創作支援が強化される傾向なので当分創作ミュージカルは好機をむかえるだろう”と見通した。 インターパーク キム・ソンギョン課長は“今年前半期規模が大きい作品らのチケット販売が低調だったのは事実だが全体的には昨年上半期とチケット販売と 観客数が増加したと推定される”と明らかにした.・jins@fnnews.com?チェ・ジンスク記者